自己認知支援

解説の服巻先生の言葉。

自己認知とは、より客観的に性格に自分の長所短所を把握することで、本人が家庭生活でも社会生活でも対人行動においてうまくやっていくためには欠かせない力です。


この力が激しく弱いため、自分にとって不利な選択を繰り返し、二次障害の原因をつくった気がする。弱いというよりは、自分にとってできないことに焦点を当てすぎた。つまりアンバランスなのかも。
自己認知と自己肯定感がセットで揃っていれば、多少環境が悪くてもなんとか適応できそうに思える。


この自己認知支援、今のところ受けられるのはそれいゆだけなのかな。全国の専門家に広まって欲しい。


WAIS-Rで数唱が高いとか絵画配列が低いとかわかることは、おもしろいけれど、それだけでは役に立たなくて、こういった自己認知力、自己肯定感、などの尺度での評価が必要なのではと思った。


490772568X自閉っ子、自立への道を探る
服巻 智子
花風社 2006-08

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