障害と「甘えてる」という言葉について。

「障害がある」ということについて。
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障害がどうの - S嬢 はてな

軽度とか中度とか重度とか最重度とか、本当はそういうことじゃなくて、どこに困難があるかってことなんじゃないかと思うんだけど。そしてその困難があることに関して理解が欲しいんだけどな。

それで更に考えたこと。
不登校も、ひきこもりも、ニートも、うつ病も、発達障害も、名前が出てくると、まず言われるのは「甘えるな」「甘えてる」。
これは日本特有の反応なんだろうか?
「それなりに大変らしい」という理解が進んでくると、「甘えるな」と言われる回数は減るけれど、一定の人は理解せずに言い続けるだろう。「そんなものは昔はなかった。甘えるな。」と。


その次に根強く残るのは、「でももっと大変な人がいるでしょう。あなたは恵まれている。」かな。相談機関の窓口にこういう人がいるとつらい。
でも、立場的にいろいろな人を見ているので、その辺りの人よりこういうセリフを発しやすい環境に置かれてるんだよね...。
しかし、それ言ったところで問題の解決にはまったくならずに、相手の心が閉じる分だけ、相談機関という職分をまっとうしていないということに気がついてほしい。前のエントリにも同じようなことを書いたけれど、もし言われた場合、「ではお話に出てきたその方と、私とあなたの3者の中で、あなたが一番恵まれていますね」とさらりと言ったらどうなるんだろう。


この圧力(と感じる)は何だろう?
皆でお互いの大変さを認め合えずに、ぶった切って殺伐とするより、少しずつ認め合えないんだろうか。