分類能力と片付けられなさ

家の中のものをかなり捨てることができ、引き出しの中など一通りチェックしてみた。
「なんでこれとこれが一緒に入ってるんだろう」と思うことばかりだった。
例えば、同じ引き出しの中に、文具と薬が混ざっている。
「重要」としたファイルボックスの中に、領収書とクレジットカードの入会時の封筒が両方入っている。



他にも、
分類の方法がざっくりしすぎていて、引き出しにどんどん物を入れてしまって機能しなくなる。
L字型に棚を配置したりするので、デッドスペースを作ってしまう。
など共通するダメポイントが見えてきた。



片付けや収納の本をたくさん読みつつ、
・一つの引き出しや入れ物には同じ種類のものしか入れない
・使う場所の近くに物を置く
・動きに合わせて物の位置を入れ替える
・細かい分類をするためのグッズ(ジップロックなど)を活用する
など実践していったら、とても使いやすい家になってストレスも減ってきた。



「片付けられない女たち」を読んでADDを疑って受診したけれど、よく考えたら子どもの頃は部屋は片付いていた。
ADHDの友人は、子どもの頃は部屋がぐちゃぐちゃだったけれど、高校ぐらいで物を一気に捨てて増やさないようにしたら、片付けができるようになったらしい。

キャパオーバーするまで物を増やしてしまうことや、大人になって扱うものの種類が増えたこと、
自力で枠組みを作るのがなかなか難しいことが片付けられなさを発生させていて、
根本的に片付けられない訳じゃないと実感できて本当によかった。



具体的な物でさえ、分類がおかしいと感じるので、もっと抽象度の高いもの、時間や思考などの分類が難しいのだろうなとしみじみ思うけれど、
家がどんどん片付いていって、家事がぐっと楽になったというのは大きな成功体験になった。