スキルの細分化提案と、それぞれの立場からの見方

fuuuuuuunの日記 - 進歩なしより

ほんとは「ここいらで物件探してんですが、いいところありますか。小さい子がいるんですが」かなんか言って、相手の持ってる情報をうんともらわないと。グーグルにのってない生きた情報というのはあるんだろうし。

fuuuuuuunさんは、不動産屋から情報を引き出すには、トークのスキルがいると思っておられて、


S嬢 はてな - ちょっと、ちょっとちょっとで、

希望条件のリスト見せて、それに合う物件とそれから欲しい情報を相手が出してきたのをもらっただけで、特に店先でべらべらしゃべったわけじゃなかったから。後は自分で物件見に行ったときに、収集した地域情報で確認できそうなものは確認した。
(略)
それでダメなら相手と相手の持ってる商品自体の問題。次に取る行動は相手のチェンジ。

satomiesさんは、それを受けて条件のマッチングだよ!というエントリを書かれた。


fuuuuuuunの日記 - あうあうで、

satomiesさんの箇条書きは重要なことで、自分用には一応まとめてあるんだけど
自分で調べるときに使うだけでなく、営業さんに見せたりするといろいろ話が聞けるたりするかな。うーん。
こういうのを他人に見せるのは正直どうも抵抗を感じる。
やや生活を見せていような、内側を見せてるような気になる。

この抵抗感はわかる...、ってことで私は、その中からピックアップした「見せリスト」を作ればいいのではないかと思った。


で。
発達障害のある人が、こういうサービス業の人と接してうまくいかないと、「私のスキルが足りないからだ」とまとめて思ってしまいがちな傾向はあると思う。
でも、そうじゃなくて、別に普遍的なトークのスキルが必要とされている訳ではなくて、
ジャンル別にサービスを受けるお作法のようなものがあって、その作法を満たしているとよいサービスが受けられる確率があがるのではと思う。


つまり、すごく細分化されたスキルを磨くということ。
業種ごとに、「こういうお客様だとラクでうれしい」というイメージ像がたぶんあって、


キオスクだったら、おつりがいらなくて、すぐさま店頭から立ち去ってくれる人がよいお客様
デパートだったら、適度にトークしつつ、オススメされるままに高額な買い物をスパッとしてくれる人がよいお客様
スタバだったら、一発でオーダーを言い切れて確認の必要がない人(カフェラテ、ホット、マグ)がよいお客様
霊園だったら、何の仕事をしていようと、毎月墓参りにくる人がよいお客様(最近平日の昼に墓参りしたもので...)


相手にとって、スムーズに仕事が進むようにしてあげると、よいサービスを受けられるのではと思う。
そうすると、少々口下手でも不器用でも、それぞれのやり方でOKなのでは。



あともう1点。
相手が自分より対人スキルが上とは限らない
最近店頭に出たばかりの新人かもしれない。新人じゃなくても「あの人は接客うまくないよね」と囁かれている人かもしれない。もしかしたら相手にも発達障害があるかもしれない。


最近私は、カウンターを見渡して、なるべくにこやかな人を選ぶ、とか、公共機関だと自分と年の近い人(中間管理職じゃなくて若手っぽい人)を選ぶ、優しそうな人を選ぶ、など、自分が不快にならずに済みそうな相手を選別するようになった。
これも磨いた方がいい一つのスキルだと思う。



そして最後に、発達障害のある人同士で交流していると、「そうだよねー」「あるある」で終わってしまいがちなところに、違うアングルからの突っ込みが入るということ。
これが、
かへる日記 (FRGFRG304) - アンサー

で、できれば他にも当事者やそれに近い立場以外からも、発達障碍に対して言及があって、いろんなレイヤーの見方や考え方が、社会の中に入り込んで行って当事者を取り巻く言及が帰結するのではなくて、インクルージョン*5と言う方法で実際に効力をもって欲しい。

ということかな、と一連の流れを見て思った。