ボランティアの話

ちょっと前にid:ngmkzさんとid:satomiesさんがボランティアの話をしていて、気になっていた。私はちょうど4月からとあるNPOにボランティアとして参加することを決めたばかりなので。


その前にちょっと昔話。
鬱で休学していた学生時代、バイトをするほど元気もないしということで参加した「精神保健ボランティア講座」の続きで、とある作業所にボランティアとして参加することに。はじめは利用者さんと一緒にそこでの作業をしていた。「新しい利用者かと思った」なんて言われたり。(やっぱりわかるのかと思った)

でも、そこの作業所は業務の一つとして福祉関係者の名刺を作成するということをしていた。そこで「パソコン得意です」と言ったら、「ぜひメンバーにパソコンの初歩を教えて、みんなが名刺を作れるようにしてくれ」と言われた。
ボランティアからバイトになり、(給料はたぶん所長さんのポケットマネー)週に1回午前中、6人を相手にIT講習のテキストを使ってPCの起動から仕組みまで教えることに。最終的にはメールの送信までいった。

6人同時個別指導は大変だった。皆やる気はあるものの(1人ない人がいた!)多少なりとも理解する力を病気で阻害されている人ばかりで、終わったあと私は毎週昼寝を…。

自分の引越しが控えていたので3ヶ月ぐらいしか関われなかったけれど、いろいろ受け取ったものは多い。知ったことは、作業所ではいろいろ手を尽くしてもなかなか収益を上げられないこと、30代ぐらいの人が多かったのは、若いうちは症状が安定せず入院などして作業所に来れるような状態ではないということ。
受け取ったものは、ここで難易度の高い相手にパソコン講習をして「わかりやすい」と言ってもらえたこと、それはその後にじんわり影響している気がする。


たぶんこの前に私も「ボランティア -もう一つの情報社会」を読んでいて、それはボランティア観に影響を与えたと思う。でも若かったのと診断直後だったのでまだ体験をうまく言葉で整理できなかった。

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本題に入る前に力つきたのでいったん投稿。あと2エントリぐらい続きます。