講演を終えて思ったこと

定型と自閉はあきらかに脳のスタイルは違うけれど、使えるノウハウはある程度は共通。でも自閉向けカスタマイズは必ず必要。コツさえわかればそんなに難しくない。


発達障害以外の分野にも使えるノウハウはたくさんある。
例えば自立とサポートのトレードオフ問題は、福祉分野では前から問題になっていることだと思う。ケアする人とされる人の関係性の問題。
(追記)
数年前見たページを確認してみたら、「ケアする人とされる人」ではなくて、「ケアする人のケア」でした。すみません。「ケアする人とされる人」も普遍的なテーマだとは思うので、探してみます。
ケアする人のケア研究所トップページ


子どもの自立心に関する本もたくさん出ている。少し年齢を低めに読み替える必要はあると思うけれど。


発達障害」というジャンルにとらわれずに、いろいろなリソースを参考にして、それを共有していく必要があると思う。


(追記)
ビジネス書の「仕事の方法」や「自己啓発」関連は花盛りだ。10年前はもっと精神論みたいなものしかなかった。具体的なスキルに関するものが本当に増えた。
PCの前で情報が大量にあって、それを次々に処理しなければならない状態に置かれたら、定型の人でもADHD的になる。そんな状態の対処のために編み出されたノウハウは、ADHDの脳を持つ人にも役に立つ。それが「一時的」か「いつも」かが違うだけで。


中学の頃から、自分の能力に悩みだした頃から、私は「ノウハウ本」マニアで、大量にこの手の本をチェックしてきていることが結果的に役に立っているのかもしれないけれど。