高度な対人スキル

ASと想像力④ 相手の意志の自由より

ASの人にはこの内容は絶望的に映るかもしれない。それを承知の上で、まず「反対側から見たらどうなるか」の現実を見てほしい。

前回のエントリを読んで、難しいなぁと思ったけれどこの文章で納得。

「あなたがどんな選択をしても、それを予想できなかったと言って責めるようなことはしません」「あなたが選んだ私の予想外の選択をあなたの自由な選択の結果として尊重し、常に理解しようと努力します」

くー、更に難しい。でもこれは正しいのだろうな。
どうも私には「私はあなたにいつも同じように接するし、そういう努力をするから、あなたもいつも同じように私に接して欲しい」という要求が根底にある。当然相手は変わっていったり、そのときの気分次第で同じには出来ない訳なのだけれど。

この「尊重」が「相談」の始まりであり、この努力の後に「お互いの意見を述べ合う」という順番となるのがAS以外の人にとっては「当たり前」の基本前提となっている。

でもこれってほんとに定型の人もやっているのかな?なんか対人関係の理想形のような気がする。定型の人もけっこう決め付けていて相手を尊重できなかったり理解できなかったりしてるんじゃないかな。


まぁ、ASはこれだけの超絶技巧をこなしてもそこそこの対人スキルがあるとみなされるか微妙ってことなんだろうな…。


追記
別に誰にでもこの高度な対人関係を築けと言われている訳ではなく、特に大事な人との間に、ということなのかなと日中思った。