望み
少し前に望んだことのいくつかはかなって、そしてまた新たな望みが生まれてきたのだけれど。
ふと「はてしない物語」を思い出した。
主人公は、ファンタージェンにやってきて、国を統べる「おさなごころの君」の代理アイテムを借りることになって、一つずつ「望み」をかなえていく。かなうたびに一つずつ元いた世界のことを忘れていく。どんどん忘れていって、最後の最後に夢や記憶が層になった洞窟に入ってお父さんのことを思い出す。記憶がちょっと怪しいけどこんな感じ。怖いのは、望みがかなうごとに嫌な奴になっていくこと。同行者が心配するぐらい。
何かを得るということは、何かを失うということ。前に進むばかりが良いとは限らないこと。成長の前には一時的に後退することもあること(赤ちゃんはそうらしい)。
はてしない物語 | |
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また読み返そう。
そういえば、「鏡の中の鏡」も好きだったな。意味はあまりわからなかったけど。
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