未分化な感情と発達

感情をうまく表現するのが難しい。というより、シンプルな感情しかもっていないのかもしれない。
3年前、好きな作家の小説を読んで、その中にいかに多くの複雑な感情表現が詰め込まれているかに気がついて驚いたことがある。


自分と能力的に似た知人とを比較してくやしいと思う気持ち、うらやましいと思う気持ちはここ1-2年で芽生えてきた。
それまで、「プライドがないの」「くやしくないの」「腹が立たないの」と散々親に非難されてきたのも、ある意味当然だったのかもしれない。人から利用されても気がつかず、のほほんと同じパターンを繰り返す我が子は、歯がゆくてしょうがなかったのだろう。
認められたい、社会の役に立ちたい、という気持ちが最近強くなってきた。この段階は、くやしい、うらやましいという感情を通過しないと到達できなかったのではと思う。



最近いいなと思った書き込み。

アスペルガー症候群について語り合うスレ0x1F
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/utu/1157894112/852

852 名前:優しい名無しさん[] 投稿日:2006/10/03(火) 08:56:39 id:Olat+h5y
自閉症者自身が感情自体を喪失している場合がある。
自分は「怒っている」と感じているのか、「喜んでいる」と感じているのか、
「怖がっている」と感じているのか、「悲しんでいる」と感じているのか、
感情を取り戻す必要がある場合がある。
方法としては、例えば、「楽しい」という感情を取り戻すためには、
楽しいことを体験することだそうだ。自分が楽しいと思うことを体験してみる。例えば、好きな映画を見る、温泉に入ってみる、お風呂に入ってみる、
など体験を通じて、これが「楽しい」という感情なのだということを記憶することから始まる。これを繰り返すことによって、
楽しいという感情を徐々に取り戻すことができる。ポイントは繰り返し行うことである。このようにして、失った感情を少しづつ回復することができる。
感情の回復は、相手の感情の理解の第一歩であろう。