大人のアスペルガーの特徴


大人のアスペルガー症候群(上)より

 ・知覚過敏がある場合と、逆に身体感覚を感じにくい人の両方がいる

私は感じにくい方。お腹が痛いと思っても、具体的にどの辺りかうまく示せない。「お腹がはる」という感覚を掴んだのはこの2-3年ぐらい。
半乾きの洗濯物をさわってもわからない。(最近ましに)

 ・自分と他人の境界があいまい(だから自分が何者でありどんな感情や思考を持つかが捉えにくい)

人の意見に影響されやすく、自分本来の感情や考えがわかりにくい。
これで思春期からずいぶん悩んだ。

 ・計画的・構造的に行動することが難しい。(思いついたことを、ぱっと言ってみたり実行するところがある)

その行動が将来どういう意味を持つか、ということを事前に考えるのが難しい。

 ・他人の感情や周囲の状況を理解するのが苦手

怒ってる、という感情に対しては敏感ですぐ察知。なるべく回避するようにする。

 ・複雑な人間関係の理解が難しい(そのために対人緊張が極めて高い)

まだ自分にも出来る1対1関係に持ち込もうとする。返ってややこしくなった経験あり。
対人不安の強さと、こういう場合はこうするべき、が結びつくと自分の意志に反してそれらしい行動をとり、他人から卑屈だ、とか過剰だと言われてしまう。

 ・細部への極端なこだわりから、全体像を把握するのが苦手

年齢とともに改善中。ただ過去の記憶の断片を拾い集めて全体像を見るとだいたい鬱に。

 ・感情のコントロールが苦手(爆発型と、抑制型の2つに分かれる)

昔はきれやすい、と言われてた。

 ・待つことが苦手

料理の手順なんかで、早めに次に行ってしまう傾向はあるような。

 ・内省(振り返って反省する能力)に乏しく、同じ失敗を繰り返しやすい。自分の非を認めるのも難しい。

最近少しできるように…。

 ・かなり早期から、慢性的な睡眠障害(眠りが浅い)を持っていることが多い

幼児の頃から寝つきが悪い。

 また、自分自身が何者であるかを捉えにくいことのひとつの結果として、常に空しさや無力感を感じている人も多く、(このあたりがBPDと非常に区別がつけにくい)他人の気持ちや状況がうまく理解できない反面、他人が自分をどう考えているかについては非常に敏感なので、嫌われること、見捨てられることを恐れ、不安定な関係にしがみつくことが少なくないような気がします。

これはすごくよくわかる。自分でも境界性人格障害を疑った理由はまさにこれ。
不安感が強く2者関係にしがみつき、トラブルに巻き込まれる(引き起こす、ではない)と、端から見ればBPDだろうなと思う。